カナダロードトリップ はじまり 〜 出発 〜 動く家 〜 バンクーバーにて 〜 えっちらおっちらと
注)この記事の内容は2009年2月23日から3月6日まで、カナダへトリップしたときの模様を季節外れながら掲載しています。なんでいまさら、というツッコミもありましょうがご了承ください。
男二人のロードトリップ。始まります。
はじまり
秋も深まった去年のある日、KJとYSKと3人で南房へ1泊2日のショートサーフトリップに行ったときの事。
しこたま海の幸も酒も堪能したころ、どこからともなく出てきた話が、「SJが来シーズン、レタラックでガイドをする予定だからそうしたらみんなでその辺で遊ぼうぜ」というものだった。
こういう話は日常茶飯事だけど、年が明けても運良くそのノリは続き、僕とKJがNelsonのYSKを訪ねる形でカナダトリップが実現のものとなった。
ただ、SJは残念ながらレタラックでのガイドが実現しなかったので、今回は不参加になってしまった。
出発
なんとか成田~バンクーバーのフライトは格安料金で購入したが、それ以外のことについてはほとんど調べてないし、泊まる場所も行程も寸前まで決まらなかった。「まあ、なんとかなるっしょ」というのが僕とKJの合い言葉だった。少し大きめの車を借りて車中泊できるようにすれば、雪のコンディションに合わせて移動できるし、長距離も無理に走る必要はない。ホテルも無理に泊まる必要もない。
いつの間にか、僕らの旅は車中泊で旅をする放浪スタイルになっていた。
動く家
無事、バンクーバーに到着。早速レンタカーを借りに行く。レンタカーはMini Vanサイズで車種はDodgeのCaravan。以前アラスカでも利用したサイズで、セカンドシートとサードシートは床下に収納できる。二人が足を伸ばして寝ても荷物が車内に収まるが、板は邪魔なので車中泊時は屋根の上に載せた。アラスカのときはこのサイズに3人だったから、2人だと断然ラク。車内の手すりを利用して洗濯ヒモを張れば、衣類をかけて乾かすこともできる。かくして僕らの車は、これから何千キロも走る旅の移動手段、快適なベッドルーム、そしてリビングルームへと用途によって様変わりするのだった。
Portlandにてトランジット。バンクーバー直行便は高いので却下。あくまでハングリーに行くです。
アラスカ航空でアラスカではなくカナダへ。
バンクーバーにて
まず向かったのはMEC(Mountain Equipment Co-op)というアウトドアショップ。カナダではポピュラーなアウトドア用具の量販店で、必要な装備を買い足した。その後、Arc'teryxのアウトレットへ。
バンクーバーでの用事が済むと、東へと車を走らせ適当な郊外の町で夕食と食料などの買い物。
まずは、行けるところまでと決めて夜道をひた走る。
MECにてお買い物。結構いいもの買えました。
アークのアウトレットは相変わらずこれといって物欲を刺激されるものはなし。
ダウンタウンバンクーバー。
えっちらおっちらと
時差ぼけもあるだろうし、成田からポートランドを経由してバンクーバーまでの長旅の疲れもあって、なかなか距離が稼げない。なんとかHopeの町までたどり着き、仮眠できる場所を探す。
車中泊の難点として車中泊の場所決めがある。人の多い都市部ではプライバシーの面で心配だし、警察に何か言われかねない。逆に人のほとんどいな田舎だと治安も心配だし、目立って不審に思われてしまう。トイレも近くにあったほうがいい。
Hopeの町ではビジターセンターの駐車場に停めて仮眠する事ができた。ただ、たまに通る人の足音でたびたび目が覚めてしまって眠れなくなってしまったので、寝れなくてうだうだするぐらいなら、と先に進む事にした。
次の町はMerrit。真っ暗な山道で雪も降ってきた。ほかに走っている車は大型のトラック(日本のより2まわりは大きいやつ!)ばかりでおっかない。
Merritを通過し、なんとかKamloopsに到着したのは深夜2時を回った頃だった。車中泊適地を探すが見つからず、しょうがなくマクドナルドの駐車場に停めて、荷物を整理し、板を屋根に載せて、マットを広げ、ふかふかのダウンシュラフにくるまって長い1日を終えた。
Kamloopsではシカが普通に歩いていた。
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