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2007年3月 6日 (火)

2006 ベストアルバム!

なぜ、今さらこんなタイトルなのかというと、いままで単純に書く時間がなかったから。
なぜ、今になって書きたいと思ったかというと、このバンドが年を越しても、春が来てもかっこいいと思ったから。

というわけで、さっそく紹介します。
オレ的2006年のベストアルバムは・・・

Toe
Toe(トー) - the book about my idle plot on a vague anxiety

詳しいことは公式サイトでも見てください。
どうやらこのアルバムは2005年に出たらしいね。まいいや。


出会いは、会社の友達からもらったお勧め音源。
iPodでいろんなアーティストを聞き飛ばしているうちに、「?」と思う曲にぶち当たった。それがToeでした。

最初は、ちょっとTommy Guerreroっぽいななんて思って、Toeの他の曲を聴き始めてからぶっ飛んだ。
それから、同じアルバムを何回も何回も、何ヶ月にも渡ってヘビーローテーション。
久々に「テープが擦り切れるまで※」的な聴き方をしました。

※古い表現ですが、一応まだ(多分)若いですよ。

「百見は一聴にしかず」なので、ぜひともこれを読んだ人はいちど聴いて欲しいです。

絡みつくようなギターのアルペジオ。
地味だけど、コード感を引っ張っていくベース。
歌うドラム。
驚きの連続の展開。
あふれ出すエモーション。
日本人離れしたセンス。
ダンスミュージック。

これらが、高次元でロック的に融合された音。
ポストロックっちゅうジャンルらしいけど、その中でも唯一無二の存在感。

_1_6
Toeのメンバー。うーん。濃い。。

ツインギターつうのは、経験上なかなか難しい。一人がバッキング、一人がリードなんて担当分担が多いけど、音に厚みを出すのを狙っている場合が多いよね。
でもToeの場合は、2本でひとつ。1本では再現不可能。テンションコードを分解させて二人で弾いて組み立てなおす、みたいな感じ。
簡単にいうと、二人とも別々のことを適当にやっているように聞こえるんだけど、2本のギターが合わさることで、独特の浮遊感というか、分離感というか、空間が生まれてる。
適当に弾いているんじゃないかってくらいなルーズなタッチが、Tommy Guerreroに似てるんだと思ったのかな?

ベースには、地味・・・
地味だと思ってました。音が前に全然出てこないから。
でも、ベースがいないと、このバンドの世界観が台無しになってしまうくらい、重要な存在。
後述のドラムまでもが、ウワもの的に歌っちゃってるんで、ベースが根を下ろしてくれないとこういうソリッドな音にはならないよなぁ。

そして、ドラム。
変態です。
昔から、うまいドラマーと演奏してると、ドラムセットがスイングするというか、部屋自体が弾んじゃうというか、ともかくうまいドラマーには尊敬。
Toeのドラムは本当に笑っちゃうくらいドラムが「歌って」いて、フレーズも渋いし、基となるグルーブがしっかりしている上に、遊びまくっちゃってる感じ。
実現不可能?と思われるフレーズも全部、生演奏でやっているみたいだし、こういうドラマーは他を探してもいないかも。すばらしい!

変わりゆく風景をそのまま切り取って音にしたような曲。
インストだからこそできる、インプロバイゼーション的な曲展開(実際は練り上げて作っているらしいが)。

こんな曲どうやって作ったの?どうやったらこんな緻密なブレイクが合うの?どういう拍の取り方してるの?と、バンドマン観点から聴いても面白すぎ。
複雑に絡まった知恵の輪を一つ一つはずすように、彼らのアンサンブルに耳を傾けて解きほどいていくのも楽しい。

彼らのリリースしている音源はいくつかあるが、このアルバムが最高!
特に、録音、ミックス、マスタリングがすごいいい感じのアルバムはこれでした。
シンプルだけど計算されていて、アンプの良いとこをきっちり録ったギターサウンド。
底辺を支える重低音。
そして、アンビエンスが十分に含まれたドラムの「鳴り」。

元バンドマン的に、レコーディングの音はそれなりに研究して自分の好き嫌いもあるけど、このアルバムのサウンドは大好き。
やっぱり、好きなバンドでも、良い曲でも、音が良くないとね。

このバンド、ちょっと広めのデッドなスタジオで、彼らが爆音で練習しているとこに潜入して聞いてみたい。
スタジオっぽい、ああいうダイレクトなサウンドがここまで似合うバンドって珍しい。ああ、ノーエフェクトで!アンプ直でちょうだい!って感じかな。

ちなみにライブDVDも買って、たまに見るけどこれも良い。
ライブが楽しみになります。あのエモーションを生で感じてみたい。

2685707_1RGBDVD

Toeを知っていた人、「何をいまさら」って思った人、「Toeなんかより・・・」って人。
ぜひ、いいバンド教えてください。最近のバンドあまり知らないんで。
Toeを知って、バンドシーンもまだまだアツイなあと思った2006年でした。

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