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2007年2月26日 (月)

新しい板 - DPS Lotus 120

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今シーズン中に間に合うかどうか微妙だったNew板が、ぐっさんのおかげで到着!!
早速、ウィスラービレッジのスキーショップに出して、ビンディングの取り付けとワックスアップをやってもらう。

DPS Lotus 120

おそらく、日本でこの板に乗っている人はいないんじゃないだろうか。
シンプルなデザイン(コスメティック)、だがしかし、センター120の威圧的なアウトライン。板を持って歩いていると、いろんな人に話しかけられる。
素材にはカーボン、竹を使うマニアックぶり。
特にカーボンの加工には技術と時間を要するため、各スキーメーカーが実験的に製作しているが未だ市販レベルに至っていない(そうだ)。
以前から、Goodeというメーカーがカーボンを使用した板はリリースしていたものの、メジャーなメーカーでは知る限り存在しない。

ロングノーズの形状も理想に近い。いままでロングノーズの板には乗ったことがないので詳しくは分からないが、自分がイメージする理想のノーズシェイプ。

Lotus 120概要:
・ウッドコア
・カーボンサンドイッチ構造
・竹サイドウォール
・フラットキャンバー(ほんのりキャンバーはついている)
・DB SkiのTabla Rasaの後継コンセプト
・280mmのロングショベル
・テーパーなアウトライン(トップに対しテールが細い)
・ツインチップ

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長さがあるので、あまり太く見えませんね。

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テール形状

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フラットキャンバー。竹サイドウォール。

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サイドカーブはほんのりと。

まず手に持った感触。
軽い!
薄い!
サイドウォールが、竹!だ!まさしく竹そのまんま。
軽いのと薄いのは、カーボンによるところなのだろうか。
トップシートは実際は真っ黒ではなく、少し紫がかっている。文字も少しぼやけている。印刷の関係か。

ビンディングはディアミールFRプラス。
取り付け位置は標準。
Lotus 120の今期モデルは、すでに昨シーズンのモデルからセットバックされており、推奨の取り付け位置はセンターの75mm前となっているが、センター±0で取り付けた。

早速、乗ってみた。
コンディションは、薄いパウダーからすねパウ。パックされたパウダーで、ゲレンデコースはすぐにコブができるコンディション。3日に渡ってウィスラーのパウダーからコブ、アイス、粗目までいろんな斜面で乗ってみた。

まず、パウダーでのインプレッション。

ディープパウダーというわけではないので、そのポテンシャルは分からずだが、「調子がいい」板だと思った。
パウダーをきっちりカービングしていく。雪の硬さにももちろんよるが、返りがいい。レスポンスは早いと感じた。
パウダーの表面をカービングして、自由なマニューバーを描く板としては良さそうだ。
逆に幅があるので、クラシックなパウダーショートターンはどれくらいできるのかは「?」だが、この手の板は期待できないと思う。
まあ、そういう板ではないのだな。
フレックスはやわらかい。ただし、K2のようにべろんべろんに柔らかいわけではなく、自分のイメージしていた適度なフレックスに近かった(板を触らずに買ったので、適度なフレックスで本当に良かった・・)。

食い散らかされたパウダーのチョッカリは、苦手。
B3はこの手のギタギタ斜面は得意としていた。
そういった意味で、まったく逆方向のキャラクターを持った板だと思う。

次に、グルームやアイス、コブでのインプレッション。

幅に関して言うと、太いのでエッジを立てるのはかなりストレスを感じる。
しっかりひざを入れてエッジを立ててもブーツのサイドに圧迫を感じ、エッジが逃げる。
これは太い板であればどれでも同じかもしれないが、ゲレンデを「楽しく」滑るというレベルではない。
もちろん、ゲレンデも「普通には」滑れる、が。

足裏に意識を集中させて、しっかりと踏んであげれば板にパワーを伝えることはできる。
ただ、足裏に常に意識を集中させることは楽しいことではない。また、足裏の踵、ボシキュウ、指にしっかりと圧を感じて踏むのはなかなか難しいことだと思う。

カービングについては、ほとんどサイドカーブのついていない板なのでほとんど無理かと思いきや、できることはできる。
ただ、上に書いたとおり、足裏でしっかりと踏んであげないとカービングしてこない。ターン弧はかなり大きくなるが、しっかり切れる。

ある程度やわらかい板で、幅もあるので、ゲレンデではかなりバタつく。
凹凸は全て拾う。パタパタパタパタ・・・今までに聞いたことがない音が板から聞こえる。
まあ、これも幅のある板はみんなこんな感じなんだろう。

最後に、スティープ。

幅が120mmというファットであるにもかかわらず、案外いけた。
自分にとっては未知の?度のマッシュもこれで行けたので、あんまり太さは関係ないのかもしれない。

この板が得意なところはどこだろう?
おそらく、アラスカや白馬などのスティープ&ディープである程度オープンなところは最高だと思う。
長さが190センチでフレックスも硬くはないので、ツリーや狭い地形のマニューバーも楽しみ。
そして、案外、深ザラメも気持ち良さそう。

この板が苦手なところはどこだろう?
エッジが噛みにくいアイスは最悪。凹凸があるならなおさら最悪。エッジが噛むグルーミングならカービングできるが、カービングするなら他の板のほうが面白い。
ゆえにゲレンデを滑るときに持って行ってはいけない。

カーボンを使用した非常に軽い板のため、板が巨大化したことによる重さのストレスはまったくなかった。
むしろ、今まで乗っていたB3より長さが5センチ短くなったため、スイングウエイトが軽くなり、回しやすくなった。
この軽いというメリットはハイクアップの際の大きな武器となる(特にハイクがヘボな自分には)。

(後から考えたら軽すぎるというのも問題だ。重量は安定性に直結する要素だけに、軽い板というのは、安定性や走破性に関してディスアドバンテージとなる。)

幅によるデメリットの解決策として、ひとつ希望が持てるのがダックスタンスだ。
ダックスタンス(平行の板に対して、つま先を3-4度開いた状態でビンディングを取り付ける)にすることでインサイドエッジを踵を使って踏むことができるので、エッジングの弱さを改善できるかも知れない。
ダックスタンスについては、新井さんが近々実験しそうな雰囲気・笑

ちなみに、DPSにダックスタンスについて聞いてみると、「まあ、まずは普通に取り付けてみるべし」とのこと。
まだまだ、ダックスタンスは実験的な段階のようで、DPSのスタッフでも試している人はいないらしい。

まだまだ乗り足りていない(特にパウダーでは)が、非常に期待が持てる板だと思う。
仮に、この板1本しかなくても、まったく問題ないと思った。ただ、「やわらかい雪」で本領を発揮する板なので、コンディションに応じた積極的な板の使い分けが必要だと思う。

最後に気になる点としては、傷がつきやすいということ。
竹のサイドウォールは防水性が気になるし、トップシートもはがれやすい。
性能的に劣るようなことはまずないが、せっかく買った板があっという間に傷つくのは、ちょっと心も痛む。

まあ、あれだけ岩とかパークとか滑れば傷もつきますわな。

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トップが下を向いていますが、全体的なアウトラインはかなりいい感じ。

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コメント

へ、へ、変態!

投稿: coralsurf | 2007年2月26日 (月) 23時15分

すげー、実物見てみたい!
乗ってみたいっす!

投稿: yo | 2007年2月27日 (火) 03時18分

ウィスラーで最初見たとき、スノーボードかと思ったよ。
Hey Mr. DPSって声かけられてた時は笑ったね。

投稿: ゆうじ | 2007年2月27日 (火) 05時00分

> Hey Mr. DPSって声かけられてた時は笑ったね。

ウケた!笑

投稿: coralsurf | 2007年2月27日 (火) 07時55分

>へ、へ、変態!

お褒めの言葉ありがとうございます。

>すげー、実物見てみたい!
>乗ってみたいっす!

今度どこかでご一緒するときにぜひ!

> Hey Mr. DPSって声かけられてた時は笑ったね。

だね!
まさか、同じ板乗っている人がいるとは思わなかった!
あのスキーヤー、かっこいいウェア着てたよね。
次はここのメーカーにしようかなー。
でもノルウェイのメーカーで情報がやたらと少ない。。
http://www.norrona.com/

投稿: あかひ | 2007年2月27日 (火) 20時21分

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